NikonD70s 針穴カメラ
野草のお話はちょっとお休みして
先日行ったPIE(フォトイメージングエキスポ2009)での体験を。
去年行った時、針穴写真なるものがあるのを知って
どういう仕組みでどうやって撮るのか興味あったのです。
で、今回針穴教室(¥1000)なるものがあるのを知って参加したのでした。
申し込んで暫くしてから旦那さんに「アンタも行く?」と誘ったので
彼は私の付添い人として参加。タダで参加したヤツ。チッ!
上の写真がカメラになります。
ただの箱ですが、真ん中の四角の黒い部分の中心に針の穴が開いています。
ばらすと3つに分かれていて、真ん中の箱に丸い穴が開いています。
左の底になる部分に印画紙を置いて箱を組むのです。
そして、最初の四角の黒い部分にテープが貼ってあって光を遮断し
被写体を決めたらカメラ(箱)を固定し、ストップウォッチを持った係りの人の掛声で
そのテープをバリッと剥がします。
約60秒経ったら、またテープを貼り付けます。
それで撮影が終了です。
空は真っ白に写るそうなのでなるべく建物を撮るか
人物でも露光中は全く動いてはいけないのでモデルは大変でした。
私はパースがどう写るのか試してみました
これがネガになります。実際はもう1枚我らを撮ったのもあります。
実物とは左右反対に写っているし、ネガだから白黒逆になって写っています。
これがカメラの原理になります。
つまり、レンズを通して写したものは左右反対に写されるのですね。
原理は紀元前4世紀頃、アリストテレスによって記録されているようですが
暗い部屋の戸に開いた小さな穴から外の光が入ると
穴の反対側の壁に外の景色が上下左右反対になった像が映り
これを応用し絵を描く道具にしたのが「
カメラオブスキュラ」だそうです。
それがカメラの語源だとか。フムフムそうでやんしたか
んで、それをどうやって普通の写真にするのかと言いますとですね
このネガをまた新しい印画紙にぴったり像が写った方を合わせて
ネガの裏から懐中電灯の光を当てて相手方に感光?するのです。
それは各自、暗室で作業するのです。
私は高校時代写真部でしたので、暗室にこもるのは久々で楽しかった。
左がネガ 右がそれを写真にしたものになります。
この写真、教室のスタッフ達にかな~り講評でした。
パースがこんなに出るとは、レンズで撮ったみたい!と喜んでいましたね。
こっちは初体験なので、そうっスかって感じ。
印画紙に写しこむとは思いもしなかったので
何だか新鮮でしたよ。フィルムの現像しか知らないから。
でも、タダで参加して私にくっついている旦那さんの方が
かなりワクワクして楽しんでおりました。
暗室なんて初めてだろうし、現像液に入れて像が浮かんでくる様は
きっと面白かったにちがいない
写真の原点に触れられたのは面白かったです。
針穴写真を撮ってらっしゃる方はきっとフィルムを使うんだと思いますが
こんな簡単に出来るとは思わなかったですね~。
ま、現像するにはある程度知識は要るけどね。
子供ばかりだと思っていたのに親子参加は1組だけ。
後は大人ばかり。じいさんまでいたもんな。
来年はアナタも体験してみては?
予約投稿ってのを試してみました。
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テーマ : ある日の風景や景色
ジャンル : 写真